帽子に纏わる話題を紐解こう

帽子について

帽子について

ファッションアイテムとして

もうすぐ夏がやってきます、気だるく暑い日差しが照りつけ、こんがりと人体をヒリヒリと焦がしていく。おいしくローストになる、事はありませんが、そんな中を長時間も過ごしていたら熱中症になってしまいます。それを防ぐためにも『帽子』は欠かせません。ここでいうところの帽子はあくまで防熱用、防日用という側面を徹底したものだ。ですが一般的には帽子を『ファッションアイテム』とみなしている人が大半だと思います。『ギラギラ太陽が燃えるように、はげしく火を吹いて恋する恋心』、とか乙女チックな展開を期待する夏の外は危険でいっぱいだ。

特に夏といえば、海やプール、さらに山や川などのレジャーやアウトドアなどが盛んな季節。学生たちは休みを謳歌する中で、社会人は変わらず日々燃えたぎるように暑い中を職場まで歩き、出勤時はこれまた別の意味で燃えるようにむせ返る汗と皮脂と香水という、もはやカオスな空間に閉じ込められる。ホント、この時期は色々な意味で苦労を担わされるのでマジ勘弁してくださいと、誰に向けるわけでもなく切実にそう言いたくなります。

車内では帽子なんていらないだろうとはいいますが、窓際などは日差しが強いので被っているに越したことはない。強い紫外線を伴った物を頭部が直接浴びていると髪が焦げる、また頭皮にダメージを与えるなど色々と悪循環に陥るのだ。そうした二次的な被害を避けるためにも夏はなるべく帽子を被ったほうが良いと言われている。無論仕事へ向かう際には帽子はかぶれないので、女性は日傘片手に優雅に出勤する。男性用の日傘も登場しているというが、あまり使いたくないというのが本音でしょう。志としては素晴らしいですが、やはり男性が日傘を使うにはまだまだ世情が狭すぎる。

ファッションアイテムとしての見方も強い帽子ですが、今のファッション業界ではデザインなども意識しつつ、日差しを効果的に防いでくれるものもある。ファッションとして、また防護用としても使用できる帽子について考察していこう。

似合う・似合わないは当然ある

帽子は愛用する、それは誰でも経験があると思います。夏は特にお世話になる機会があるでしょう、それこそお盆休みの時に催される東京沿岸部の大規模な商業ホールを利用しての夏の祭典、そこで繰り広げられるお祭りではもう帽子が欠かせない。筆者も毎年お世話になっているが、帽子を持って行かない日はありません。屋根がない中を数時間待つ事などザラにあるので、そこで熱対策を万全にしておかないとお宝発掘に参戦できず、事前退場を余儀なくされてしまいます。一度限界まで追いつめられて、係の人にヘロヘロと眼の焦点が定まっていなかった危うい人を目撃した事もあって、帽子を持って行かないなどありえないとすら思うようになった。

そんな帽子についてだが、一般的に連想できるのはツバ付きの物が色々な人が最初に連想する帽子の姿でしょう。そのツバ部分があるからこそ日差しを避けられるようになっており、余分な熱が身体を通さないでいてくれる。ただ日差しが強ければ強いほど、帽子越しから熱を頭部で感じるので浴びずともいずれ限界へと堕ちいてしまうので、それも要注意だ。

これが通常、現代における帽子をどのように見ているかの印象になりますが、時々によって帽子が持つ意味や威厳、そしてアイテムとしての価値が全く様変わりするのをご存知でしょうか。基本は頭部の保護とファッションを兼ねたものになりますが、この2つ以外にも主な目的があります。

帽子が持つ性質とは

帽子というものはただかぶっているだけである意味象徴的な存在感となるケースもある。そのため人によっては仕事上、絶対に帽子をかぶらないといけない人もいる。例えば飲食店のキッチンで料理をする人、彼・彼女がぼうしをかぶるのはおしゃれが目的ではなく、料理に髪の毛が入らないようにするためでもある。必ず入らないといえるほどのものではないが、予防策としては十分機能している。ただあまりに粗悪な帽子の使用は店の雰囲気を台無しにしかねないので、専用に生産されたオリジナル帽子だというケースもあります。

その他の例として、帽子というものが意味するものとしては次のような人々がかぶるものでもあげられる。

  • ドレスコードとして
  • 宗教上の戒律として
  • 頭上からの落下物に対しての防護対策
  • ハゲ隠し
  • 顔隠し
  • ジャグリングの道具

上記のような目的から使用しているケースもある。

一部、気になる単語が潜んでいますがそれはそれで切実な問題であるため、触れないでおこう。腫れ物には触らないでいるに越したことはないが、由々しき問題であるため恥ずかしさもあるのだろう。これはなんだろう、といううものがあるとすればジャグリングの道具というものではないか。

これは『ハットジャグリング』というものがあり、その演目として帽子を使うためだという。かなりマイナーではあるが、帽子も使い方次第で何にでも応用できるものだ。定番といえば手品のシルクハットから鳩を出すトリックなどが一番に思いつくでしょう、その類と思ってくれていい。

エチケットとしても

帽子の話題について話をしていると一つ浮かんでくるのが、『屋外ではかぶっていた帽子は室内では脱ぐ』という習わしが有名でしょう。この屋内とは一概にいえませんが、人が居住区とする家の事を指し示しているので帽子をかぶったままお邪魔するのは無礼だとされている。この礼儀は19世紀のヨーロッパから既に常識とばかりに認知されていた礼節となっている。

よく考えるとどうしてここまで浸透したのかと言う点を考えていくと、その起源は規律の厳しい軍隊から続いているという歴史が見えてくるのです。ヨーロッパの軍隊において入隊教育の中には、帽子の取り扱いについて一方手順を教える講義があるという。ユニークですが、講義によると戦闘中でいなければ例え屋内で無くても脱ぐ必要があるといわれているのだ。それが艦船の中であってもという、要するに帽子をかぶっている最中は戦闘中、非常事態の最中に置かれていることを意味するサインというのだ。

その他にも細かく取り決めが存在し、男性は挨拶をする際には帽子に手を当てて軽く前に傾けるか、一瞬だけ持ち上げて掲げるのが礼儀とされる。一方で女性が帽子をかぶっている際は脱ぐ必要が無い、というよりは脱いではいけないとまで言われているのだ。こういった点から見ても分かるように、帽子の扱いは男女という性別の差でも大きな溝を生み出している。ただファッションアイテムとしか見ていなかったものの側面と性質、礼節などを読み解いていくと実に面白い事が次々判明してきます。

帽子に纏わる話題を紐解こう